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出会い系サイトの悪質なケース 美人局

美人局(つつもたせ)は、女性が性交や交際に応じる素振りを見せて、男性をラブホテルの一室のように孤立した環境へ誘い出し、誘い出された男性を脅して金品を恐喝することです。

美人局の典型的なものは、女性が男性と会う約束をしておびき出し、やってきた男性を屈強な男に囲ませ、金品を巻き上げるという手法が一般的です。

こうなったらとにかく逃げるしかありません。危険と感じたら即座に逃げることが大切です。

●出会い系サイトを利用した美人局

美人局にはいくつか種類があります。以下にどのような美人局があるのかを紹介します。

・オーソドックス美人局
始めに、ターゲットの男性と深い関係になり、その後、彼氏や夫のフリをして関係を持った相手に自作自演の恐喝メールを送るという手口です。

「貴方と妻とのメールのやり取りを見てしまった。慰謝料を請求する訴訟を起こすつもりだが、示談金を払えば無かった事にする」なんていうメールを送るわけです。

「会社や家族に知られるかも知れない」「お金で解決ができるのであれば・・・」と思ったら、すんなりお金を払ってしまう人が多いかもしれません。

・出会い系サイト業者美人局
出会い系サイトにて「¥でどうですか?」と話を持ちかけてくる若い女性。その話に乗ってみると、アドレスや番号をすんなり教えてきます。

ラッキーなどと思っていると、その後にサイトの関係者と名乗る人から電話がかかってきます。

「実は先程メールをやりとりした女性は18歳未満です。警察からログやIPの提出を要求されています。先程のあなたのメールのやり取りは青少年保護育成条例違反で逮捕の可能性があります。こちら側としても面倒な事は避けたいものですから・・・もしも、費用を負担して下さるのなら、ログやIPを偽造 して警察に提出する事もできますよ。」というような手口です。

すんなり教えてくる場合は気をつけたほうがいいかもしれません。

・主婦美人局
出会い系サイトで男性と知り合い、何度か体の関係を結んだ後に「妊娠してしまったので中絶する費用を出してください」というのがこの手口です。

この美人局はその後に彼氏や旦那が登場してきて「俺の女を傷ものにしやがって!慰謝料よこせ!」というのがパターンです。

・18歳未満による美人局

美人局の女性が18歳未満だったりすると、被害者の男性も青少年保護育成条例違反や児童買春の罪に問われる危険があります。その場合警察に被害届が出せず、泣き寝入りするしかありません。

美人局する側はそれを見越して18歳未満の女性を用意する傾向もあり、おやじ狩り等に代表される青少年犯罪のひとつの形態となっています。実際には強盗殺人事件に発展したケースもあります。

出会い系サイトは年齢や職業が違う様々な異性と出会えることが魅力ですが、大人が18歳未満の異性と知り合うことは犯罪の可能性も出てくることになります。

相手が18歳未満とわかった時点で身を引くことが大切です。

●美人局の対処法

これらの美人局から回避するには、自分自身で身を守らなくてはいけません。簡単な対処法を以下に紹介します。

・現金以外の貴重品を持って行かない
・どうしても必要な身分証(免許証など)は隠すようにする。
・積極的過ぎる程に自宅に誘われたら逃げる
・怪しげな店に誘われても付いて行かない
・未成年には絶対にメールを送らない
・いざとなったら警察に相談。